鳥屋野潟フードフェスタ

EVENT

鳥屋野潟は古くから魚やヒシなどの植物が多く穫れる、周辺の住民にとっての恵みの潟でした。高度経済成長期に場排水や住宅排水で汚れましたが、今では魚が食べられるくらい綺麗な潟になりました。そこで2016年秋、鳥屋野潟の歴史や食の恵を伝えながら、この地の生産者、料理人、消費者のつながりをつくり新潟の食の魅力を高める「鳥屋野潟フードフェスタ」を開催しました。(デザイナー:田村、ディレクター:植木)

制作ツール:ロゴ、フライヤー、のぼり
HP:https://toyanogata-food-festa.localinfo.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/toyanogatafoodfesta/

知らない人でも子どもから大人まで「なにかやってる!」とワクワクさせるイラストにしました。

参加飲食店の前にたったのぼりを目にし、これから街が鳥屋野潟の食を通じて盛り上がりそう!と感じて私自身ワクワクしました。

10月2日には、生産者、料理人、消費者の交流の場としてイベントを開催。「おいしかったです!」シェフに伝えるその一声で、人の交流が生まれ互いにこの地の食の魅力を実感する機会になりました。潟のすぐそばで、ゆっくり流れる時間を過ごすお客様の表情はとても穏やかで、心地よい風を感じられるロケーションは最高でした。

鳥屋野潟素材を使った「鳥屋野潟で獲れたボラのかて飯カレー」「鳥屋野潟水系の梨のデニッシュ」などは早々に売り切れました。今まで食べたことがなかったボラは、ふわふわで食べやすく和風仕上げのカレーとの相性は格別。感じられるのは美味しさだけでなく、この経験ができたことを誇らしく思いました。

10月上旬の10日間、潟周辺の飲食店ではオリジナルメニューの提供で、鳥屋野潟の食の魅力を発信をしました。鳥屋野潟の魚が食べられると初めて知った人でも、料理人の手にかかった料理を食すことで「鳥屋野潟の食」を経験として伝え広めることができました。

「どの料理も私たちの技術や感覚ではできないものだから素晴らしい。。鳥屋野潟の魚を広げていきたいと心意気を持った料理人に今後も魚を調理してもらいたい。」と鳥屋野潟でずっと漁をしてきた漁師の増井さんは言います。鳥屋野潟の畔上沼で生まれ育った親戚の92歳の男性は、オリジナルメニューを食べ「昔と同じ味がする」と喜んでくれました。

料理人からは、「高齢のお客様が多いうちの店ではコイを食べることに抵抗のある意見も少なくなかったが、食べてみると評判は良く、美味しいとの反応が多かった。鳥屋野潟とそこで撮れる魚は、観光資源になる可能性が十分にある。」という意見も。鳥屋野潟の食を通してそれぞれ違う立場の人の意見を聞くことができ、鳥屋野潟やこの地の食・新しい文化の可能性が広がる予感がしました。