空き家活用研究会「はじまりの家のはじまり」

project

駅南でのワクワクと価値ある空き家活用モデルを見出す、空き家活用研究会を発足しています。
期間は2016年11月〜2017年3月まで。世代やジャンルを問わず多様な参加者が集い、地域課題の解決とともに地域の価値となる創造的な空き家の活用法を探っています。

現在、新潟市には336,440の住宅があり、そのうち空き家は44,020とされています。空き家率にすると12%。若い世代の人口流出や、高齢者世帯の増加によって今後更に増加が予想されています。新潟の社会課題としての空き家問題は、放置すれば待ったなしで深刻化していきます。

一方、空き家を活用した新たな場づくりは、日本全国で取り組まれ、目的地として訪れたくなるおしゃれで面白い活用例が生まれています。感度の高い層の人々が地方の魅力に気づき、自らも魅力を創りながら、豊かな暮らしを送ることが大きな流れに。そこには仕事、コミュニティ、観光の「場」として空き家が活用されています。

2016年3月、私たちは超小型モビリティを活用した観光調査という社会実験に取り組みました。そこで見えてきたのも「場の必要性」でした。調査では地域資源や地元の人々と出会いを重ねる中で、この地ならでは「魅力」があることはわかってきました。観光分野の成長の為には、それを体験し、地元の人々とも交流ができる「場」が必要なのではということが見えてきました。

地域に活力を生みだし、さらにデザイン性の高い創造的な「場」が必要になる。そんな経緯でこの研究会は発足しました。
そして「観光のための施設」という限定的な使用ではなく、地域に合わせ柔軟性を持った「空き家活用モデル」を見出し、今後需要が高まる駅南エリアの空き家活用を幅広く展開できるようなプランをつくっていこうと方向性も定まっていきました。

はじまりの家のはじまり

本勉強会にはデザイナー、食関係者、社会起業家、行政職員、地元住民などジャンルや世代を問わず様々な方が参加しています。そこには「何かやりたい」「こんな新潟をつくりたい」「活動の場が欲しい」といった意見や希望をもった人がいて、自由にアイデアを発散しながら、ワクワクと価値を持った活用方法を見出そうとしています。
その中で出てきたのが「はじまりの家」という考え方。様々な意志ある挑戦に応える場をつくる事を目指すこととし、「空き家」というネガティブな印象の言葉を使わず、スタートの場という捉え方から「はじまりの家」と概念を変えることにしました。そして、多様な取組みを支えるハブとなる「コンシェルジュハウス」のような活用方法が、具体案として浮かび上がってきました。

心強いアドバイザーとして、『ソトコト』指出編集長の協力も

本勉強会には各地のソーシャルな取組みを取材し、発信している月刊『ソトコト』の指出編集長にアドバイザーとして協力していただいています。多様な事例と視点を教えていただきヒントを得つつ、頭を柔らかくしながら発想し、一緒に「駅南モデル」をつくっていきます。全10回中、ポイントとなる3回の勉強に参加していただきます。

勉強会は、いよいよ具体的なプラン作成の作業に入っていきます。
駅南の未来を創る空き家活用研究会、たくさんの人が関わり、常にわくわくを持ちながら進む研究会に育ってきています。ますます目が離せないプロジェクトになっていきそうです。

多世代・多ジャンルの方が参加する研究会に

アドバイザーに『ソトコト』指出編集長