スペシャルオリンピックス2016新潟

PROJECT

知的障がいのある人が日頃のスポーツトレーニングの成果を発表する場として、4年に一度開催される競技会。それがスペシャルオリンピックス(以下、SO)です。その冬季大会「スペシャルオリンピックス2016新潟」が2016年2月に行われました。ロゴマークやWEB、広報物やメダルのといった企画デザインを担当しました。アスリートやそれを支えるファミリー、さらにそれを支える周りの運営スタッフやボランティアの方々、開催地新潟市民の皆さんがこの大会に関わることを価値のあるものと思ってもらえるよう、開催前の約一年間のプロジェクトに臨みました。今まで「デザイン」が深く入ることのなかった領域。今回新潟で初めて大会が行われるということで、縁あってお声掛けいただきました。開会式にもご招待いただき、朱鷺メッセの会場に入場してくる全国のアスリートたちの元気で自信に満ちあふれた表情を見て胸が熱くなりました。初めて感じる感覚に、感動で泣くのも忘れ夢中でアスリートたちの姿を目で追っていました。(デザイナー:村山)

制作ツール:ロゴ、WEB、フライヤー、ポスター、メダル、カウントダウンボード etc
WEB:http://www.song2016niigata.com/

ベースとなっているイラストは新潟県立江南高等特別支援学校の方に描いていただいたものを使用しています。このカラーを「インクルージョンカラー」と呼んでおり「青があるから赤が目立ち、黄色があるから緑が映える」というようにお互いの良さ、一人ひとりの個性を生かしながら繋がっていく新潟大会の象徴となりました。一文字一文字がアスリートの様にも見える、そして新潟といえば「お米、朱鷺」などの分かりやすさの要素も組み込み、テーマカラーは冬らしくブルーなのですが寒く冷たい印象にならないようにデザインしました。

WEBサイトは迫力あるアスリートたちの表情や動きが映えるように、白をベースとしたデザイン。大会に関わる皆さん、障害のある方、そうでない方、ご年配の方、外国の方など、様々な方がご覧になることを想定し「色んな人がいていい」という想いを込め、ピクトグラムでそれぞれの競技やコンテンツを表現し、8色のカラーで展開。
2016新潟大会への「関わり方のカタチ」を紹介する「And you?(あなたは?)」という、小さなことでもアスリートたちの支えになるということを紹介するページを制作し「大会に関わることへの価値」を強調させました。ただ大会や競技の情報を発信するだけではない「大会に関わっている人の顔が見える」「見た人が自分もそこに加わりたくなる」ような、WEBサイトを企画・制作しました。

ポスターやフライヤーはアスリートたちの姿を打ち出しながら、ロゴのイメージを活かしながら軽やかさを意識。右が約一年後の開催に向けてのもの、左側が開催直前のものです。最初のフライヤーで市民の皆さんについた大会のイメージを引き継ぎながらパワーアップさせたものになりました。

新潟市役所前に立てられたカウントダウンボード。こちらもポスターのイメージをそのままデザインに反映させました。大会開催前にスペシャルオリンピックス日本の名誉会長である細川佳代子さんも来県され、このカウントダウンボードをご覧いただきました。電光掲示板に映し出された日数が少なくなっていく度に、近づいてくる大会の当日にそわそわしていました。